まず、スポーツマッサージという施術はスポーツ選手の怪我からの回復を早めたり、運動パフォーマンスの改善や向上させるために発展してきたという背景があります。
そのため、ただ筋肉をほぐすのではなく関節の可動性の改善を狙いとし、それが痛み等の症状の改善につながるものとなっています。
当院ではそのスポーツマッサージにさらに2つの要素を取り入れ、施術効果の底上げと幅を広げることに重点をおいています。
①東洋医学的な要素
東洋医学では気の流れる道『経絡』という考え方があります。
これは性質の異なる気の流れる道が体中を何本も巡っており、これらは互いに影響し合い、その均衡が崩れたときに体の不調が現れるとされています。
この経絡の乱れを筋肉の硬さや弾力、皮膚の感触などから感知し、滞りがあればそれが流れるように施し経絡全体が整うことを目指していきます。
経絡が整うことで体を正常に戻そうとする力、治癒力が働きやすくなります。
これが重要なことであり、施術してる時間だけでなくその後もご自身の力で体が回復していく状態を目指します。
②脱力できる体
ここ近年、来院される患者様を診ていて体が力んでいて脱力できない人が増えていると感じています。
筋肉疲労で筋肉が硬くなっていたり関節が動かしにくくなっているのではなく、ご自身の力みがそうさせているケースが非常に多いです。
このような場合では体へのアプローチ仕方に繊細さが求められます。
一般的によくある、力でぎゅうぎゅう押したり揉んだりするような施術は逆効果なります。力んでいる筋肉が余計に力んで縮もうとし結果的にさらに緩みにくい筋肉になってしまうのです。
力みが取れればそれだけで筋肉は柔らかくなります。
関節は動かしやすくなります。
さらには神経的な緊張が和らぎ副交感神経が優位になるため、睡眠の質も高まります。
施術においては脱力できるように誘導しながら関節を動かしていき、そこにマッサージを合わせていきます。
以上のようにスポーツマッサージに東洋医学の考え方や脱力といった要素を織り交ぜて施術をおこないます。
※一般的な施術と比べて少しソフトな刺激でおこないます。
こちらが体の状態を診て必要な強さでおこないますので、もっと強く押して欲しいというご要望にはお応えいたしません。
もし逆にそれでは痛すぎるということがあれば調整いたします。